Twitterのコミュニティ企画で最長の時間がかかった。
今回は、その企画での文章だ。
企画名は「流転短歌」、名称が中二病っぽくて私は好きだ。
1、575の文章を書く。
2、1を承けて、77の文章を書く。
3、77の文章を承けて、575を書く。
4、2と3を繰り返す。
575、77、575、77、575、77、575…
と繋ぎ続ける訳だ。
最初は50往復、100個の文章ができるまでやる予定だったが、考えていた以上に難産となり、30個の文章で一区切りとした。
流転する、短歌考え、企画した、思いの外に、七難八苦。
では、下記よりその一覧だ。
因みに、最後の30は最初の1に戻っても読める。
1から30が一つの輪のような文章にしようとしてみたが、果たして…？
1
夜は更ける
時計の針は
まだ二月
2
雨通りすぎ
春待ちわびる
3
頬杖を
してる横顔
窓越しに
4
ごめんの後の
言い訳聞いて？
5
飛び起きて
脳裏には君
怒り顔
6
欠伸噛み締め
もう一眠り
7
さくら咲く
夜も寝たけど
起きれない
8
さくら散る音
聞くは遠くに
9
さようなら
また会う日まで
恋心
10
真心込めて
ナイフ突き刺す
11
真っ赤っか
リンゴを一つ
お見舞いに
12
かみつく君の
歯の白さ見る
13
愛猫と
じゃれて過ごす
日曜日
14
ゆっくり時間が
明日に向かう※字足りず
15
文庫本
雨が止むまで
あと少し
16
またくる時を
待ちわびながら
17
盆終わり
お焚き燃やせば
帰らねば
18
休みが終わる
明日が憂鬱
19
友人を
招いてあける
赤ワイン
20
いつもと違い
とても美味しい
21
娘より
弁当とメモ
膝に乗せ
22
午後の活力
取り戻したり
23
昼休み
喫煙室で
一吹かし
24
晴れ渡る空
硝子戸のさき
25
植木鉢
ずらり並んだ
サンルーム
26
この瞬間が
至福の時だ
27
贔屓する
チームが勝って
飲むビール
28
いつにも増して
ビューティフル
29
三月の
夕陽照らした
君の髪
30
流れ転がる
季節の中
以上だ。
