18日の松本演劇連合会の総会のあと、カニバル!!!!主宰さんにお題を授けられた。
「松本に関係ある」脚本である。
はて、私の中にある松本が探さなければならない。
2連休の内、1日目の3時間をアイディア出しに使った。
元からあった案に乗っけて、言わせたい台詞やら動かしたいシーンをざっくりと。
そうしたら、存外にまとまった。
2連休の2日目に区切りの良い所まで、と呪文を唱えること5時間ちょっと、書き上げてしまった。
いつだってどこだって初稿は書ける、勢いだけで書いているから。
書き上げたので、我が劇団ぱすてるの副主宰とカニバル!!!!主宰さんに初稿を読んで頂く。
反応は芳しくない。
カニバル!!!!主宰さん曰く、「観客に語感で悟らせる」ということを留意して欲しい。
副主宰曰く、前半は面白いが途中で飽きてしまった。
ぐぬぬ、これはお蔵入りだろうか?
などと1cmほど凹む。
凹む有様に「へえ、凹むんだ?」と気付いて30cmほど気分が上がる。
なぜ、凹んだのだろうか?
それなりに自信があったのだろうか?
労力が報われなかったからだろうか?
自信はうっすらとあった。
というか、面白いと私が感じなければ書き上げられない。
少なくとも凹む程度には自信はあったのだろう。
労力が報われないのは、そういうものだろうと割り切れる。
ただ、昔、200案出して全ボツくらったり、何が駄目なのか分からないままにリテイクしていた時期があったので、もしかしたらトラウマになっているのかもしれない。
あの頃より割り切り力は身に着いているし、労力が報われる訳ではないことは当たり前とも感じるから、後付けな理由な気もする。
今は凹んだ事実の方が嬉しい。
「私のポテンシャルはこの程度ではないぞ」という強い殺意もある。
一先ず漬けておいて、後々に考える素材にしておこう。
実は今回の新作で4本の1時間劇の脚本がある。
4本もあるから、提案し易い。
今回の新作に拘らなくて良いのも心理的には安心要因だったろう。
Twitterで、「うまくまとめようとし過ぎて、結び損ねる」という旨のツイートを見付ける。
タイムリーな指摘にもう3cmほど凹む。
確かに、まとめる方法を編み出してそれにあぐらをかき、話しを膨らませきれていなかった。
反省、反省、猛反省だ。
今は「五感で悟らせる」とはどういうことかと、と話しを膨らませることの自分に合った方法を思索する。
書き連ねて、多少、気持ちの供養ができた。
さて、次だ、次へいこう。