ネガティブ方向にポジティブ!

このブログは詰まらないことを延々と書いているブログです。

1424(点Pの考察)

やにわにまにまに百鬼夜行は疾うに過ぎて。

代わりに聞こえるは新聞配達のバイクの排気音。

静謐な部屋の明かりは眩しくて、夜の影が入り込む余地もない。

 

柱にもたれて、足を投げ出し、数時間。

首と肩と腰がみしみしと痛む。

ブロンズ像の苦労に思いを馳せて、日が昇るのを待つ。

 

私は動かずにこの部屋の隅でだらけている。

それでも地球は自転し、公転する。

地球が動いているならば、同じ空間ではないはずで、常に別の空間に移動し続けているのだろう。

 

こう考えると、「動く点P」は私なのかもしれない。

点Pはその場にあるだけで、空間自体が動いているのだ。 

X軸とY軸のグラフ自体動いていて、点P自体は打たれたままなのだ。

 

観測するとあたかも点Pが動いているように見えるが、実際はグラフ自体が動いている。

しかし、点Pの視点では打たれたその場から動いてない。

点は打たれた場所に留まり続ける、巨大な空間が常に動いている中で。

 

ある場所に留まり続けている、というのは点の視点だろう。

同時に空間が常に動き続けている、というグラフの視点もある。

留まり続けることと常に動き続けることが両立する、巨大な空間と点だから成立するのかもしれない。

 

互いに差が大きければ大きいほど、実は共存できるのかもしれない。

同じ方向性でなくても、差の大きさがお互いの性質を均す。

留まることも動き続けることも、どちらも正しいのだ。

 

ざっくばらんに適当に考えたが、悪くない考えかもしれない。

備忘録として参照できるようにしたい。

静謐な部屋がやにわにまにまに動き出す。

 

さて、朝になる。