ふむ、生活費を稼ぐには大分足りないようだ。
頭の中で現状を整理して皮算用してみての結論だ。
今ある話を最大限甘く見たとしても必要生活費の半分だろう。
甘く見て半分足りないのだから実際は雀の涙もないだろう。
4月のこの時期、人員は十分確保されて新しい仕事も見付けづらい。
同世代でバリバリ働く人たちを尻目に今日も求人サイトを覗く。
貯蓄は大体2ヶ月ぐらいだ。
7月に貯蓄が尽きる計算だ。
つまり、5月中に何かしらの収入源を確保できないと今年を越せない。
このまま5月に突入すれば、いよいよ困窮していくのだろう。
実家により居辛くなる。
税金で支払えず差し押さえられる未来もちらつく。
こんなはずでは、と嘯いてみる。
大体こういう自体になっているのは自業自得なのだ。
むしろこういう状況になるのは当然の帰結だ。
一先ず、5月はもう少し真面目に仕事を探そう。
横になれる時間を減らす。
私はただ楽しく生きたいだけなのに。
怠けて生きるには不可能に近い。
人間が生きる時間に比して怠けられるための資金が足りない。
現代日本は資金がなければ怠けることは死を招く。
長く生きても仕方ない。
潔くすべてを捨てても良さそうだ。
私一人の身なら簡潔なのに。
演劇にしろ、家族にしろ、私と関係を構築している。
それら関係を清算するのは勿体ない気がする。
せめて8月までは誤魔化して、生に執着しておこうか。
4月下旬、春只中、緑濃く、風強く、頭掻く。