読者さんの中には知らない方もいるだろう。
私はTwitterでは自由俳句を呟いている。
本当にどうでも良いことを然も知っているのが当然のような発言に唖然としている姿が目に浮かぶようだ。
そして、そのTwitterで呟いた自由俳句をまとめたカテゴリーがある。
「詩を書きます-『ひとり自由俳句』」に今まで作った自由俳句がある。
「暇」というスナイパーにヘッドショットされそうな危機感がある方は、15分ほどの無駄な足掻きをするのに打って付けだ。
今回まとめた期間は、2017年11月から2018年1月までだ。
今は夏、記事は冬、季節感が無さ過ぎて膝が笑う。
酷暑で少しでも涼しさを求める人には、逆に冬の寒さを感じる言葉の方が良いのかもしれない、と暑さでやられた頭で考える。
次回は、2月から…今が7月なので、少し早めにまとめる予定だ。
この記事は考えていたより分量が増えていて、あまり増え過ぎない内にサクサクまとめたいと考えるためだ。
そうそう、カップラーメンを作ろうとしている方は、約3分ほどの分量であるこの記事を読むと永遠の3分から脱出できるので、改めてお勧めする。
では、気になる方は、どうぞ?
『ひとり自由俳句その8』
半年後、訪れる人、様変わり。
気付いたら、年の瀬そこまで、来ている。
この吾こそ、唯一無二の、ブログ下手。
己の役目、果たさんとする、その日まで。
本当に、きびたんごだけ?桃太郎。
日常の、断片一つ、つまみ上げ。
自意識の、水面に小石、投げ入れて。
寒空へ、表現者らの、声消えゆ。
ハンドルを、握った手から、熱逃げる。
霧の中、手を挙げ続ける、人形。
気の早い、カウントダウン、楽しんで。
雪の日も、いつか溶けてく、知りながら。
働きたくない、だけれど、空財布。
細雪、気取ってポーズ、さあ幕だ。
立ち止まり、振り返り知る、他の幸を。
疎ましい、二十三時の、パラサイト。
朝明けの、山脈隠す、氷窓。
珍妙な、和洋中華の、朝ご飯。
他との差、一点物を、さりげなく。
癒されぬ、こころ抱える、雪の夜。
あの人の、まつ毛にそっと、積もる雪。
平成や、終わりの年へ、いざ行かん。
地震あり、誰も騒がず、疑心なる。
選択肢、迷い穿って、また墓穴。
住む所、四畳半で、吾は足りる。
生くるなら、遅く小さく、単純に。
苦笑い、大の大人が、悪ふざけ。
一人旅、一人楽しむ、独りだけ。
ぼっち故、遊園地など、超余裕。
時計下、透き通るほど、成る氷柱。
冬ごもり、春までしたい、できるなら。
夢の国、並び並んで、日が暮れる。
渇いたる、肺に染み入る、一杯よ。
くらべても、この悲しみは、そのままに。
連写する、たった一度を、もう一度。
私だけ、影から出れず、明日になる。
吾が野望、全国制覇、こっそりと。
過ぎ去ってしまう言葉よ、触れさせて。
そこの人、教えておくれ、あの気持ち。
訝しむ、「昨日」からもう、六日経つ。
君だけの、五分間の、ショータイム。
撮り過ぎた、写真整理が、追い付かず。
嫌いだよ、その思いだけ、雪の影。
聖夜明け、ケーキホイップ、口元に。
サンタさん、労う会を、トナカイも。
ゆく年や、痛々しさを、抱き締めて。
「オレオレ」と、電話する奴、気を付けろ。
魔手伸びる、炬燵にミカン、強すぎる。
やらかした、数えるのさえ、恐ろしい。
いよいよか、ゆく年くる年に、感慨す。
謎かけか、「私は角質」とメール。
とりあえず、諸手挙げて、褒めて欲し。
外の色、我が町の色、目でなぞる。
東から、吸い込む冷気、照らされて。
年明けた、まっさらさらの、日と共に。
薄氷を、しっか踏み抜く、大人の子。
遥かなる、山の麓で、くしゃみする。
片田舎、居酒屋閉まる、午後十時。
構わずに、四方八方、我を通す。
告げたのは、あの人と同じ優しさ。
困惑す、首肯する間に、否定され。
願い星、家事悉く、任せたい。
マッチ擦り、刹那重ねて、冬を越す。
長野から、狂走の末、香川まで。
憂鬱と、愉悦の余韻、浸る夜。
面倒だ、口から溢す、怠惰の吐。
乱雑に、ぶちまけて尚、意味求め。
極寒の、十六ビート、噛み鳴らす。
雪かきを、勤しむ母の、小ささよ。
べったりと、塗り潰す顔、どんな顔?
吾のやる気、失踪された、早よ戻れ。
ぬかるみに、素知らぬ顔で、嵌まりかけ。
先を行く、亀追い越すは、希望のみ。
鍵なくす、カーゴパンツや、自供しな?