寝落ちした。
昨日の記事は、せめて更新だけでもしようとした気概の現れだ。
「彼方にも」…私は何を書こうとしたのだろうか?
記憶によれば、昨日の21時頃から布団の上にいた。
起きたのは今日の15時頃、18時間は揺蕩う意識の中にいた訳だ。
意識の「彼方にも」と言うことだろうか?
何せ、記憶にない。
打ち込んで投稿した、という記憶はある。
しかし、何を書こうとしたのかは、一向に分からない。
恐らく、何も考えていなかったのだろう。
ただ、刹那に出てきた言葉が「彼方にも」だったのだろう。
理由などありはしないのだ。
考えれば、過去の出来事など、一瞬一瞬の積み重ねだ。
振り返れば、「あの時は」など尤もらしいことを言えるのだ。
しかし、その一瞬一瞬の瞬間に、考えていることに対して俯瞰してみる余地はない。
どうして、あんな行動をしてしまったのだろうか?
どうして、あんな言葉を言ってしまったのだろうか?
時に自分自身でさえ不可解な言動を、あの瞬間は考えていない。
「彼方にも」、私の考えはありはしない。
ただ意思だけが、何かを全うしようとする意思だけあるだけだろう。
何を全うしようとしたのかは、生涯解き明かせないかもしれない。
昨日の記事は、最初の一文から書き換える。
そうしたら、この記事は意味の分からない記事になるだろう。
ただ寝落ちした、という事実を葬りたい私がいるだけだ。
それとも、この記事を読まれれば、誰かが探してくれるだろうか?
「彼方にも」と書かれたその刹那の意味を、誰かが探してくれるだろうか?
私の弱さに誰かが気遣ってくれることを、卑しく傲慢に考える。
寝落ちした。
気概、とした私の昨日は正しいか?
彼方にも、答えは知らない。