私の頭の中はGWだ。
観光地のお店のように大騒ぎだ。
満席の店のように、頭の回転も悪い。
高速道路がGWだ。
テレビで報道されるような有り様だ。
つまりは、2km先まで渋滞だ。
私の疲労もGWだ。
10連休という大型のような、疲れ具合だ。
休み明けの仕事を考える、憂うつさも伴う。
振り返れば、GWだった。
皆休み浮かれているような、わくわくした休日であった。
同時に日射しに熱せられながら並んだ行列のような、辟易とした気分も味わった。
夕暮れ空のGWだ。
薄茜色した雲に今年のGWの終わりを感じる。
少なくとも、私にとってのGWは終わる。
何処もかしこもGWだ。
目にするもの、耳に聞くもの、GWを感じる。
探さなくても、GWは見つかる。
GWのようなGWであった。
正しく、GWのGWたる実力が発露されていた。
GW斯くあるべし、というような凄みのあるGWであった。
さようなら、GWよ。
また来年に会おう。
GWのように別れを惜しみつつ、GWのように次を期待する。
GWにGWな愛を込めて。