演出について考える。
4月5日の長野県長野市ネオンホール「短編劇場」に出演予定だ。
チラシ、ネオンホールホームページにも掲載されている。
私が所属している「劇団ぱすてる」は去年11月に立ち上がったばかりの劇団だ。
去年10月に「モザイク・シンドローム」で公演したが、あれはぴかぴか芝居塾の延長線上、仮称の劇団であった。
なので、今回の演劇が「劇団ぱすてる」としての初公演となる。
その初公演の演出を私がやることになった。
演出と言っても、全体の構成を考えるもので、普通の演出とは違うだろう。
とは言え、私の指示で全体の伝え方が決まるので、割と重要な役割を担うことになる。
今回、私が演出する脚本は、副主宰が書いた「神とJK」という脚本だ。
神様と女子高生の会話劇をやる。
時間は20分、この時間内で演出にする。
まず、舞台の世界観をどう表現するか、全体の構成を考える。
今の所、目星のセットは3つあればイケるかな、と考えている。
1つ懸念はあるが、その部分もカバーできるようにしたい。
全体の構成が決まったら、役者の動き方の指示を考える。
ここは何となく、副主宰が指示を出そうとする予感がある。
何でもやりたがりだから、心配ではある。
指示系統のごっちゃにならないようにしたい。
私としては、細かい指示を出すより、具体してこうして欲しいというのだけ伝える方向でいきたい。
役の深堀りについては稽古の最中、役者との対話で落とし込んでいきたい。
同時進行で、大道具、衣装、小物、音響、照明のイメージを固めていきたい。
これは全体の構成を伝えた後に、役割分担で割り振っているので、その役割の人と相談しながら決めていく。
難しく考えるより、合うか合わないかでざっくり決めていきたい。
演出を付けていく中で、変更しなければならないこともあるだろう。
その変更をどうするかも考えるのも演出の仕事だろう。
きちっと枠の中に入るよう、工夫していきたい。
1月最後の稽古、ちょっとづつ演出らしい発言もしていきたい。
これが一番難しいな、と感じている。
「演出として」と前置きするのが癖になりそう。
書き出してみて、それなりに仕事はあるなと気付く。
ちょっと大変かもしれない。
しかし、人数が少ないのだ、頑張ろう。
この経験が活かせるようにしたい。