長所の見付け方が分からない人に質問された。
私なりの回答として、以下の通りとなる。
長所の見付け方は幾つかある。
1つ目は、短所を考える。
自分の長所は分からずとも、短所は直ぐに思い付かないだろうか?
短所に感じる点というのは、自分にとってネガティブな受け止め方をしている部分なのだが、そのネガティブな部分が他の人にとっては好ましく受け止められることがある。
長所と短所は表裏一体なのだ。
自分の短所が見方が変われば長所になるかもしれない。
2つ目は、2人以上のそれぞれ所属が違う人間に同じことを誉められたことを思い出す。
家族、学校、アルバイト、SNSなど、人と関わる中で、同じことを言われた経験はあるだろうか?
その2人の接点は自分だけで、それ以外の関わりがないのに同じことを言われたならば、それは普段から見られているあなた自身の姿である。
その中で全く別の人間から同じことを誉められたならば、それは長所と言って差し支えない。
3つ目は、自分で勝手に長所を言い切る。
実際は全く長所ではなかったとしても、成りたい姿があるのであれば、その成りたい姿の長所を言い切ってしまえば良い。
「私の長所はこれ!」と言い切ってしまえば、それはもう長所だ。
そしてずっと言い続ければ、他者も認める長所になる、かもしれない 。
4つ目は、自分が好きなことをたくさん出す。
長所とは、自分が好ましく感じる部分である。
自分自身に好ましく感じる部分がないとするならば、まず単純に好きなことをたくさん出してみると良いかもしれない。
自分が好ましく感じるモノが出てくれば、そういうモノが好きと言えるのは長所だ。
好ましく感じる物が1つもないのであれば、何故1つもないのか、考えてみると良い。
もしかしたら、世に流されない自分が好きなのかもしれない。
長所の見付け方は他にもあるかもしれない。
何れにしても、急がなくて良い。
探していれば、その内に自分自身の長所とは何か、腹に落ちるだろう。