私は我が道を往く。
他の道は進めないから、我が道を往く。
ある意味でそれしか選択肢がないから、我が道を往く。
例え、雨風が吹き泥で足下を捉えながらでも、我が道を往く。
例え、雪が降り積もり道の境目さえ分からなくなっても、我が道を往く。
着の身着のままになり、人と猿との区別ができないほどにドロドロになっても、我が道を往く。
それしか道がないから、我が道を往く。
そういう生き方しかできないから、我が道を往く。
もっと楽な道も探せばあると言われても、頬を掻き愛想笑いをして、我が道を往く。
散々に軌道修正した結果、我が道を往く。
普通にはどうあっても成れないのだから、我が道を往く。
道の途中で死んで土塊と成り、一輪でも花がその土塊から咲けば上出来と考えながら、我が道を往く。
私は我が道を往く。
諦めて、我が道を往く。
今を楽しむために、我が道を往く。
我が道を往くために、我が道を往く。