霧から抜け出した、そんな心持ちだ。
やりたいことをやる、それで良いのだ。
みんながどういうのがやりたいのか、耳を傾けられるようにしたい。
2年間、塩漬けされたために「公演を打つ」というものがさっぱり分からない。
しかし、恐れず、自分たちがやりたいことをやる、という姿勢は大事なのかもしれない。
役者やスタッフの気持ちが沸き立たなければ、誰を感動させられるというのだろうか。
そういう視点ならば、私は手段は幾つか提案できるだろう。
どういう風に見せたいのか、どういう方法を用いるのか、楽しいというのは意外とみんな持っている。
みんなが持っている「楽しい」を出してもられば、やりたいものも自然と見えてくるだろう。
遠回りしたが、この遠回りは私には必要だったろう。
遠回りして考えた部分も役に立つだろうから。
後は野となれ山となれ、突き進めるだけ突き進むのみぞ。
野人、一歩目の覚悟が完了する。