ネガティブ方向にポジティブ!

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虫が光に集まる現象が最近解明したらしい。

どうして虫が光に集まるのか様々な仮説は立てられていたが、実際の虫の動きと齟齬がある点があり長らく謎だった。

どうして虫は光に集まれのか?

 

答えとして、虫は光に集まっている訳ではなかった。

虫には「背面反射」という明かりに対して背の部分を向ける習性がある。

この背面反射によって動きが原因で見かけ上光に集まっているように見えていたのだ。

 

太陽は上にあり、虫は背面反射によって明かりに対して背の部分を向けていることにより飛行姿勢を維持する。

虫はとても軽いため空気の粘度程度でも姿勢を維持できない。

背面反射によって背を明かり、上にすることで上下認識をしている。

 

実験で3パターンが動画公開されていて、下に設置した明かりには背面反射によって反転、急降下していった。

上に設置して明かりには今度さ急上昇する様子が見られた。

そして筒状の明かりでは背を明かりに向け続けるため、明かりの周りをくるくると周り始めた。

 

背面反射自体は昔から知られていたが、光に集まるのとは別に考えられていた。

今回はシンプルに背面反射で明かりに背を向けるため、急降下や急上昇などの挙動になった。

光に向かってぶつかりにいっていたのは、背を明かりに向けた結果上下認識が狂ってしまった結果だ。

 

明かりの近くで背面反射をするから、光に向かって落ちる確率が高い。

それが人の目から見ると光に向かっているように見えていた。

筒状の周りをくるくる回るのも、比較に背を向けようとしているため抜け出せなくなっただけだ。

 

遠くの明かりを灯しても虫が集まってこないことからも光そのものに向かっていない。

飛んでいる最中に偶々明かりがあって、背面反射で明かりに対して背を向けただけ。

背を向けた結果、落ちたりぶつかり、くるくる回っていた、現象の帰結なのだ。

 

光に虫が集まる理由は結果論だったとは。

ちょっとした雑学として覚えておこう。