世の中、驚くことは山ほどある。
まさか、そんなことがあるなんて、想像し得ない。
それは、夜の川辺で友人と話していた時に、橋からゴミが投げ捨てられたのを目撃してしまったときのような、まさかな出来事だ。
私の矮小な想像を遥かに超えて、確かな質感を伴って現実が現れる。
現実ほど、面白いことはない。
今日は久々に驚き、少し変なテンションではある。
驚くと同時に怖くもある。
何せ、想像を越えた現実である。
圧倒する重さを伴って、私の臓腑を締め付ける。
しかし、怖いからといって逃げてしまっては詰まらない。
何処まで踏み込めるかは、私次第だ。
想像よりも仕様もないことにならなければ良いのだが。
さて、現実は私に何を教えてくれるだろうか?
私が感じている手触りは嘘だと翻すだろうか?
それとも、もっと強かな力で私を掴んでくるだろうか?
鬼が出るが、大蛇が出るか、恐る恐る進むべし。
さすれば、見えてくる、知らなくても良い何かがある。
体験すべし、人に何かを言える何者かに成れるか、この一助なり。
何はともあれ、これで良し。