何かこう、ヤバい。
何がどうヤバいかは、ヤバいくらいヤバい。
ヤバいくらいに語彙がヤバい。
感情がヤバい、何かこう、ヤバい。
ヤバい感じにヤバく、ふわふわヤバい。
秋の寒さもヤバいくらいヤバい。
賽の河原で子どもが泣きながら積んだ石を崩す鬼くらい、ヤバい。
伊能忠敬が日本全国を歩いて測量して作った日本地図の精密さくらい、ヤバい。
漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」全巻を読破しているくらい、ヤバい。
平坦な道を何も頼らずに歩き、足を引き摺りながら前に進む亡者の如く、ヤバい。
透明な水泡の中に閉じ込められて、ただ水の中を漂う幽霊が如く、ヤバい。
影の中の影に囚われて、噛み合ない奥歯と鋭い爪を有した両手で顔を覆う怪物が如く、ヤバい。
兎に角、ヤバいのだ。
何かこう、ヤバい。
具体して言えないが、ヤバいものはヤバいのだ。
ヤバいヤバいと言いながら、ヤバい頭を使って、ヤバい文章を書く。
ヤバい文章は、逆にヤバくない?と考えなくもない。
しかし、ヤバいことに変わりはない。
何かこう、ヤバい。
ヤバいものはヤバい。
私の薄っぺらな語彙では、ヤバいとしか言い様がない。
ヤバいまま、投稿する。