11月2日は何の日だろうか?
ふと、そんなことを考える。
何かの記念日でもあるのだろうか?
毎日、何かしらの記念はある。
良い記念も悪い記念も一緒くたにだ。
人類創世記から今までの膨大な過去が折り重なっている。
私は普通に仕事をしていた。
特に失敗をした訳ではない。
特に成長を感じた訳ではない。
何でもない、普通の日だった。
11月2日は、普通の日だった。
普通は、普通の記念日には成り得ないか?
成らないよな、何もなかったのだから。
ただ、人の人生で何もなかった日の方が記念日よりも多いだろう。
人類創世記から今までの膨大な普通が折り重なってもいるのだ。
特別な何かがあった訳ではない。
ただただ、普通な日であった。
ただ今よりも歳を重ねて振り返った時に、懐かしむくらいの特別はある。
あの時は、普通であった。
今考えても、私には普通であった。
でも、今とは違う、その感慨はある。
11月2日は何の日だろうか?
今年で31回目、平成最後の数ある普通の日だ。
ああ、普通の特別な日だ。
「普通」という言葉が怖い私だ。
しかし、今日は「普通」であることに安心する。
何もなかった、「普通」に生きている。
淡々と過ごした、11月2日、ただ普通の日を書き記す。