おおよそ1日が終わった今頃は、ほぼやることがない。
9割方は寝てしまう訳で、今しがたも寝ていた。
ふと起きて、残りの1割をたらたらと終わらす。
1日にやるべきことは1日で終わるよう仕組まれている。
1日で終わらないようなことは、1日でやるべきことではない。
ホルマリンの容器にどっぷりと浸かったような脳は白む。
何か言いたいことがあったような気がする。
残り1割の、僅かな、やるべきことがあった気がする。
たらたらと終わらそうとしているが、私は一体、何を終わらそうとしているのだろうか?
髪の毛の数本が白髪になるくらいゆったりと考える。
白い雲が右から左に流れるくらいゆったりと考える。
ホルマリンの容器にどっぷりと浸かった脳は白んでいる。
嗚呼、きっと手の皺に落ちていった、微かな何かやるべきことは。
その何かは、明日へと繋がる希望か、明日も続く絶望か。
白い意識の白い無意識の底に、白い個包装されたゆず塩の煎餅が溶けていく。
おおよそ1日が終わった今頃は、ほぼやることがない。
9割方は寝てしまう訳で、今しがたも寝ていた。
ふと起きて、残りの1割の意味を成さない言葉の羅列の記事をずるずると書いて、終わらした。
読み返すことがあったとしても、ほとんど分からないだろう幽かな何かの切望の記事を、何のてらいもないままに積み上げて投げ捨て、明日へと向かうために、今日も投稿する。