稽古を休んだ。
働いている者の宿命、仕事が最優先となる。
仕事を二の次三の次に回すと、仕事を失う。
趣味の範囲、と言えば良いのか。
稽古は休んでも、本番に間に合えば良い。
そう、間に合わせるために、稽古日以外で練習せねばならない。
正直、不安しかない。
全体の雰囲気や流れは分かるが、細部はぼんやりしている。
帰って、覚えなければならない。
仕事を失うことは、困ると言えば困る。
しかし、新しい仕事を探せば良いだけ、とも言える。
今、稽古を休むことの不安に、サボることを私の中の悪魔が囁く。
とかく、不安だ。
不安だ、と言葉にする。
水筒のお茶の冷たさごと、飲み込んでも、不安のままだ。
帰ってから、と急かされ、不安と共に、仕事をする。