今、私は私が書いた脚本で演劇の稽古をしている。
本番まで刻一刻と迫ってきて、稽古にも緊張感が出てきた。
そんな切羽詰まった状況なのに、唐突に脚本のアイディアが浮かんで、今、詳細を考えている。
稽古の道すがら、書いてみたいテーマを思い浮かべる。
劇中でやってみたいことも浮かぶ。
そうすると、大まかな流れは出来上がった。
面白いかどうかは別として、一本書けそうではある。
登場人物は全部で8人いれば…もう少し削れるかもしれない。
絶対に外せないのが主人公を含めて4人だから、あとは調節できる。
さて、思い付いたからには書き始めなければならないだろう。
問題はどうサゲるか、オチがないことか?
ある意味で私の答えを出すべきかもしれないが、ここら辺は書いていく内に出てくるかもしれないから、さくさくと書くことにする。
ああ、そうだ、タイトルも考えなければならない。
どういうタイトルにしようか…?
幾つか候補を出して、選んでみようか。
そして、書き上げた暁には、劇に上げたい。
これは流石に時期早々か。
まずは目先の劇に励まなければならぬ。
その合間に、脚本を書けば良い。
完成はまだ先でも良いのだから。
…いや、できれば、演劇祭が終わったタイミングが良いな。
となれば、10月7日が期限だろうか?
…存外に時間もないな…
一先ず、書けるところだけ書いていこうか。
そんなことを考える、穂が垂れる秋かな。