ネガティブ方向にポジティブ!

このブログは詰まらないことを延々と書いているブログです。

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不可逆に時間は流れていく。

可逆が可能であるならば、何度でも戻したい。

実際には昨日と今日は明確に違うし、今日と明日も歴然と違うだろう。

 

そのことが寂しい、とは感じない。

いずれ私は年老いて、朽ち果て、名無し草の朝露になるかもしれない。

そうした幽かなものになれるなら、むしろ嬉しい。

 

それでも募るのは、後悔か。

あの時にああすれば良かった、こうすれば良かった。

そういう出来もしない後悔が、背中にずっしり積まれていく。

 

しかし、取り戻せないのだから仕方ないのだ。

ああすれば良かったかもしれないが、今はある。

こうすれば良かったかもしれないが、今がある。

 

不可逆に時間は流れていく。

昨日とは明確に違う、明日とも歴然と違う、切れ目のない時間が流れいく。

この一瞬に生きなければならない不条理を楽しむこと、それが人生なのかもしれないとふと考える。

 

益々に秋が深まり、空が高くなり、私はまた諦念する。