イチゴ味のバームクーヘンを頬張りながら考える。
外は雪がこんこんと降っている。
私はこれからどうすれば良いのだろうか?
麦茶を一口含み、喉を鳴らして飲む。
着けたばかりのストーブの火を焚く音が部屋を満たす。
私がすべきことは何だろうか?
2個目のイチゴ味のバームクーヘンの個包装をぴりりと破いて開けた。
足の裏に舐めるように冷気が通り過ぎる。
私のこれからはどうなるのだろうか?
口の中に唾液が溜まっていく。
障子が薄い碧色になって、朝が来たことを知る。
何にも答えを出せないままに、朝を迎えてしまった。
空っぽな胃に燃料を投じなければならない。
空っぽな部屋の片隅でじんわりと熱が籠もる。
空っぽな私は明日も明後日も明々後日も考えるだろう。
本日はこれで終わり、と立ち上がる。