ネガティブ方向にポジティブ!

このブログは詰まらないことを延々と書いているブログです。

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演劇について、徒然に。

私の頭の駆け回る、演劇とは何かの問い。

しかし、些細な問いで、つまりはいつも通りの記事だ。

 

Twitterで「演劇は「ペスト」の状況、1つの狂気であり、伝染性があることを認めることと同じ」とする呟きがあった。

このツイートは、「演劇bot」という演劇関係の名言を呟く一群の中から見付けた。

演劇の偉人なり、著名人なりが演劇について言ったことなので、ある程度の含蓄はあると見て良いだろう。

 

私はそのツイートを読んで、書籍「ペスト」が流行っているのも思い出した。

書籍「ペスト」が流行ったのは、「コロナウイルス」と状況が似ているからと記憶している。
つまり、「ペスト」に見られた「1つの狂気と伝染性」は「コロナウイルス」にも現れていると考えられる。

であるならば、演劇botの上記の呟きにある「ペスト」の文言を「コロナウイルス」に代替えしても成り立つことを示している。

 

「1つの狂気と伝染性」が「コロナウイルス」によって顕現していて、その状態が演劇の一側面になっている、と考えられる訳だ。

これは今まで皆が無意識に見ないようにしていた不都合な事柄が、突然の不条理でその不都合な事柄、構造的欠陥が浮き彫りになった状態とも考えられる。

確かに演劇とは、何かしらの「事件」があり、それによって顕現する役の反応(1つの狂気)とそれらをシーンの連なり(伝染性)から成り立っているな、と腑に落ちる。

 

今の世の中の大騒ぎは演劇的とも言える、と考えると周りの反応とそれに伴う連鎖は勉強になる。

不謹慎極まりないが、脚本書きには大変有り難いことでもある。

この出来事をよく観察しよう、と自室から物耽る。