最近の10代のサブカルチャーの展開は早いらしい。
Twitterにて、「昔はアニメのフックは3話辺りであったが、今は1話にはないと次を見てくれない」というのを見かけた。
それを読んで、最近の漫画の展開も早いな、と気付く。
「アンデットアンラッキー」という漫画が人気、と書店で平積みされていた。
気になったので、買って読んだが、展開が早過ぎる。
2020年9月時点で3巻まで出ているのだが、私の感覚だと15巻くらいを圧縮したような感覚がある。
単行本の始め頃に魅力的な新キャラとして登場するのに、その単行本の終わり頃にはバッサリと死ぬ。
そして、次巻では新章突入、下手したら1巻で2章くらい終わっている。
どうしてそういう展開になるのかは、「そういう展開にした方が面白いから」という整合性はガン無視、と言った具合の展開の早さだ。
「え?」とか考えてしまったら、それで置いていかれる。
そういうものだ、とさっさと受け入れないといけない。
4巻にはラスボスとの最終決戦になっていても驚かない。
「アンデットアンラッキー」は分かり易い時代を反映した作品だが、他の作品も基本的に展開が早い。
私が買っている「チェンソーマン」、「呪術廻戦」も展開が早い。
「鬼滅の刃」もあっという間に完結してしまった。
知り合いとこの話題を話したときに、音楽シーンも展開が早い、と言っていた。
Mr.Childrenや、サザンオールスターズのような誰でも知っているバンドが今はいないのでは、と。
official髭男dismやレペゼン地球もいずれ見なくなるのでは、という予測まで飛び出た。
アニメも漫画も音楽も、展開が早くなっている。
じっくり楽しむ、ということが合わなくなったのかもしれない。
私としては、もっとじっくり系のサブカルチャーも流行って欲しいのだが、それは時代が許さないのかもしれない。
時代の変化に揉まれながら、置いてかれないように気を付けたい。