質問箱で質問をしなかった幾つかを答えていこう。
ちょっと頭を捻って答えよう。
捻くれ者の誠心誠意の回答だ。
「別れた恋人に会いたいのだけど、どうしたら良い?」
ハードな質問である。
たった1行の質問に関わらず、含まれている情報量が多過ぎる。
何故、別れたのだろうか?
性格の不一致、環境の変化、出来心の浮気など、様々なケースが考えられる。
そういう分かり易い事柄とは別に、積もり積もった細かいこともあって、別れるのだろう。
どれくらいの時間が過ぎているのだろうか?
別れてから半年未満、3年、10数年とでは違うだろう。
もしかしたら、別れた直後の可能性もあるのだろうか?
どうして別れた相手と会いたいのだろうか?
色々とあった相手と再び会うのだから、何かあるのだろう。
前向きになりたいだとか、復縁したいだとか、普通の友達に戻りたいだとか。
問題を難しくしているのは、こうした「過去」である。
あれこれこういうことがあって、それこれこういうことがあった、という当事者にしか分からない経緯が複雑にしている。
しかし、「過去」はすでに「過去」なのだ。
問題をシンプルにすれば良い。
即ち、「別れた相手に会いたいが、どうしたら良い?」に含まれる「過去」の部分は流してしまい、「会いたい人がいるが、どうしたら良い?」に「今」にフォーカスする。
ならば答えは簡単だ、会いたい人に連絡すれば良い。
「過去」のあれこれは相手もそうなのだ。
あなたが会いたいと考えても、相手はそう考えていないかもしれない。
同時に、相手も会いたいと考えているかもしれない。
考えたって時間が過ぎるだけ。
ならば、深呼吸して、相手に連絡をぽーんと投げれば良い。
この質問と同じ1行で事足りるのだ。
後は野となれ山となれ、だ。
まずは、連絡してみる、勇気を出す。
誰かに背中を押してもらう、というのが強いて付け加えることだろう。
今、この瞬間、あなたの気持ち次第だ。