私の主体はどこにあるのだろうか?
何を以て私なのだろうか?
くるくる考えて、私は意識という正体を知らないことに気付く。
私の意識は、私という身体の中にある。
私の身体から離れることはできない。
本当にそうだろうか、疑う。
意識とは何だろうか?
霊体やら、オーラやら、意識とは別なのか同じなのか。
私がこうして意識している、私の自意識は、何であろうか?
欠伸で顔中が涙で汚れているのに、数分経って気付く。
考えている間、気にも止めてなかった涙。
私の自意識は、この涙の外側なのだろうか、内側なのだろうか?
私の主体はどこなのか?
何を以て私なのだろうか?
くるくると袋小路にハマって、胸の奥がざわつくままに、答えを探す。