「自分自身に「矛盾しているなー」と思うことはありますか?」
質問箱に面白い質問が来た。
失笑、私とは矛盾した人間だ。
当ブログで掲げている「ネガティブ方向にポジティブ」など矛盾の1つだろう。
もっとネガティブに、もっと悲観しなければと考えながら。
その実、私の性根は楽観的視座で成り立っている。
私自身に対して、「好き嫌い」も矛盾しかない。
嫌いと好きのスパイラルに陥って幾早々、どこに向かっているのか分からない。
嫌いなのか、好きなのか、そのどちらでもあるし、どちらでもないという訳の分からない状態だ。
「死にたいが生きる」も矛盾している。
私は迷惑しかかけていないから死にたいが、死ぬのが面倒だから生きる。
死ねないのに死にたいと言い、生きるのも一生懸命じゃない。
変わらない根底の上に立ち、変わろうと足掻いた過去も矛盾している。
今は変わろうとはしていないが、生きているだけで変わっていっているのだから矛盾だろう。
1年前と今の私でさえ、変わっていないのに変わっている矛盾が生じる。
ちぐはぐしている、私の存在は矛盾だらけだ。
矛盾、矛盾、矛盾、一つ上げればどれも当て嵌まり、どれも見当外れだ。
矛盾のオンパレード、矛盾がオーバーフローした存在が私だ。
どこはすっぽりと何かの枠に収まる日は来るだろうか?
余分な部分が削ぎ落ちて、私だけになる日はくるだろうか?
矛盾した思考の先に矛盾しない自己を夢見るくらいには、矛盾のパラドックスの中にいる。
回答は、「矛盾しているとしか思えない」になるだろう。
ああ、今日も明日も矛盾の楔に首を絞められながら生きていく。