何となく「脚本 行き詰まり 解決」で検索してみた。
どういう解決方法があるのだろうか、という興味本位の検索だ。
そうしたら、次の記事に辿り着いた。
note.com
私はキャラクター先行型の書き方である。
そして、筋の無さが悩みの種でもある。
そこら辺の一つの回答が書かれている、と感じた。
上記記事にて論理と感情を以下のように説明している。
論理(ロジック)とは、思考を進める上での道筋。
つまりは筋の通った考え方。
数式で言えば「1+2+3は6です!」という感じ。
感情(エモーション)とは、無意識的に行われる思考や行動。
こちらは刺激に対する反応となっています。
こっちだと数式などなく、
パッと思いついて「あっ、6です!」となるような感じです。
これらが論理と感情の簡単な説明になります。
確かに筋のある、論理とは「AだからB、BなのでC」と順序立てて話す。
私の場合は、まず「C」がドーンと出るので、上記の説明はピタッとそのまま当てはまる。
その上で論理と感情の明確な違いについて「精神」、人間の「心」が関係してくると書いている。
分かりやすく、数学の文章題で考えてみましょう。
例えばこんな問題があったとして……
たけしくんはリンゴを5つもらいました。
なので友達を3人呼んで、分けることにしました。
あまりはいくつになるでしょうか?
これを論理で考えると、
たけしくん+友達3人=4人
りんご5つ ÷ 4人=1つずつ……「あまり1つ」
こうなりますよね。
でもこれを感情で考えると、
たけしくん「りんご好きなんだよなあ……」
りんご5つ ÷ 4人=1つずつ……あまりは無し
(1つは隠れて食べる)
大変に分かり易い例だ。
ここではたかしくんの「心」が入り込んでいる。
論理では数を分配すること筋があるが、感情で考えれば「心」が影響するのは当然だ。
その上で著者は「キャラクターの感情の描き方」をこう指摘する。
「キャラクターの感情」の書き方。
これを簡単に言っちゃうと、
「論理の上で、論理を崩すこと」になります。
単純に論理じゃないものが感情じゃ駄目なの?
と思われるかもしれませんが……
論理崩しちゃったらユーザーが納得できないんですよね。
感情も納得を引き出せなければ、何の意味もありません。
なので論理の提示というものは必須要素になります。
しかし論理だけだと感情とは掛け離れてしまう。
そこで重要になってくるのが、
「論理の上で、論理を崩すこと」が重要になってきます。
これを分かりやすくパターンにすると……
「論理の提示 → 感情による否定」になります。
まず道筋、論理を組み立てる。
「1+2+3=6」や「A→B→C」のような順序、理由、根拠を出す。
その上でその論理の反対、否定をすればキャラクターの感情が出る。
分かり易い例が当該記事に載っている。
また、それ以外の記事もとても参考になる。
良い記事に出会えて良かった。
次の脚本を書く上で役立つ記事を見付けられてほくほくする2月下旬かな。