ネガティブ方向にポジティブ!

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1277(今年、学びたいこと)

今年、私は演劇、芝居について学んでいきたい。

というか、色々とあって演劇に関わる感じになっている。

2019年5月にひょんなことから始めたのが事の発端だ。

 

2019年春頃、Facebookで「上土劇場で何かやる!」というイベントが度々目にしていた。

長野県松本市に「上土劇場」という劇場施設があり、個人でも格安で借りられるらしいのだ。

そのイベントでは劇場施設を借り切って、何かやろう!と呼びかけるものであった。

 

具体性はないが「何かやろう!」というのがとてもワクワクして面白いイベントだな、と見ていた。

しかし、どうにもタイミングが合わずに、結局そのイベントの当日には行けず、ガッカリしたものだ。

それから少しして、2019年5月、「上土劇場で何かやる!」イベントの「打ち上げ&決起集会」と題しているのを見付けた。

 

丁度その日は休みだったので、これは行こう!と参加した。

基本ボッチ行動だった私にとって、誰も知り合いがいないのは行かない理由ではなかった。

また、大体の初対面は適当なコミュニケーション力が働くので、苦でもないのも大きかった。

 

日が沈んでさくさくとイベント会場に着いたら、別イベントで知り合った方が偶々いた。

方々に飛び回って忙しい人だったので、「ここで会うなんて奇遇ですね」とちょっと持ち上がった。

知人と盛り上がっていたら、その輪にKさんが加わってきた。

 

知人とKさんは友達のようで、そこそこ楽しげに話していた。

私も私の持ちネタを言って、会話を楽しんだ。

ひとしきり話した後、Kさんが「演劇をやっていないの?」と質問してきた。

 

高校演劇やアングラ劇での観劇はしたことはあるが、生まれてこの方、演劇を当事者としてやったことはない。

妙な質問だな、と感じながら、私は「演劇をしたことはないですよ」と回答した。

するとKさんは「じゃあ、演劇をやろうよ!」と誘って来たので、私は「じゃあ、やりましょう!」と応じた。

 

飲みイベントに参加したら、演劇をすることになったのだ。

それで、もう少し時間が経って、その誘われた演劇の稽古に見学に行った。

この時点では見学して終わりにしよう、と考えていた。

 

話しによると、劇団メンバーはぴかぴか芝居塾という演劇ワークショップイベントで集まった有志であること。

まつもと演劇祭に出るために集まったフレッシュな劇団であること、劇団員はベテランから今年始めたばかりの素人さんまで幅広く居ることを聞いていた。

つまり、もう出来上がった劇団で、目的もしっかりとある訳だ。

 

ここで部外者である私が入れるか、ちょっと疑問であった。

様子を見てから入ろう、と見学だけにする予定だった。

その日の稽古は、丁度「脚本会議」なるもので、劇団メンバーが脚本アイディアを発表していた。

 

それぞれがそれぞれ面白い案を発表していて、「色々と考えているんだな」とかのほほんと聞いていた。

そうしている私に発表を終えた人が「はい」とペンを渡してきた。

ペンを渡されたなら発表しなければ、と昔考えた話を発表した。

 

すると、「面白いね」となり、何時の間にか脚本を書くことになった。

記憶では「脚本を書いてみたい人」と聞かれたような気もするが、結構なスピード感で決まったのでそこら辺の記憶が曖昧だ。

感覚的に「飲みイベントに参加したら、脚本を書くことになった」という感じだ。

 

脚本もその時が初めてであるが、絵コンテは書いたことはあったので、何となくで書いて、作った。

それを5回のリテイクを経て、脚本が完成した。

その完成した脚本で演出が入り、舞台となった。

 

初めて脚本の冒頭シーンを演出した稽古を再現された時は鳥肌が立った。

本当にイメージ通りで感動したのだ。

思えば、あの時が演劇にのめり込む一因だったろう。

 

始めは部外者だった私も脚本を書き、役者として立ち、気付けば劇団メンバーとも親しくなった。

そのままの勢いで、2019年で終わるはずだった劇団を新規劇団として残らす方向に持っていったのも私だ。

このまま終わらすにはちょっと勿体ないのと、私の脚本を書きたいというエゴイズムによってちょっと強引に立ち上げた。

 

2020年4月、私はぴかぴか芝居塾に参加しようとしていた。

2019年は裏口での参加、劇団立ち上げも私のエゴである。

正規ルートでの参加、そこから改めてよろしくが筋だろう、と鼻息荒く構えていた。

 

しかし、所謂「コロナ禍」によってぴかぴか芝居塾は頓挫する。

1年の期間、私は劇団員となるべく交流をした。

お陰で、劇団員とは仲良くなった、と感じている。

 

そして、今年、2021年4月9日、ぴかぴか芝居塾が始まる。

2年越しである、気持ちも昂るというものだ。

前回の反省というか、演劇のイロハから学び直していきたい。

 

そうして、ようやく、私は仕切り直せるだろう。

演劇と私の立ち位置と関係が一段落する。

節目の年となる、そういう確信がある。

 

今年、学びたいことは演劇を通して人間の関係を学べたら良い。

人間として欠落しているので、人間の関係が分かれば良い。

劇団員と交流を深めた結果、私は演劇の学びたい本質はそういう所だろう、と考える。

 

それから、脚本を書いているが、結句、脚本は自己探求の一つだな、と考えに至る。

今回のぴかぴか芝居塾でもし脚本を書く、となれば、自己探求を深められれば良い。

私にとっての学びは、私を知ることに他ならない。

 

何はともあれ、楽しみである。

2021年、演劇漬けの日々が始まる。