最近、人と関わっていく中で分かってしまう。
自分自身の話ならべらぼうに出るが、知識や趣味の話だと途端に無口になる。
薄っぺらい人間だな、とは感じていたが、知っていることを希薄さが原因なのを痛感した。
専門性というか、奥行きというか、あまりに自分が無知だから即応できない場面が増えた。
無味蒙昧な自分に恥じ入るばかりだ。
年齢的にももう少し含蓄がある発言がしたいが、遅きを逸している感をある。
広く浅く、今この瞬間、思い立ったが吉日と生きてきた。
竜頭蛇尾の有り様になるのはうっすら気付いていた。
積み上げられずに来年は35歳、結構切実にヤバいのかもしれない。
知見を増やしていくには、勉強する時間を作るべきなのだろう。
学生時代、宿題という宿題をすべてぶっちした私が勉学できるだろうか?
ある意味で今までで一番しんどいかもしれない。
ぐだぐだ言っても仕方ない、積み本を読む所から片付けようか?
嗚呼、無口を減らして、場を白けさせないようにしたい。
40歳、50歳となった時に誰からも相手にされなくなったら待っているのは死ぞ。
自業自得だと脳内悪魔に罵られながら、億劫な私の重たい身体を揺すり起こす作業を検討する。
黙れ悪魔、検討しているだけマシだろう!
嗚呼、動いておくれ私よ、まだ土塊に成り果てるには気が早い。
今までのすべてが自分に降りかかる、そんな年末を暗鬱に過ごす。
頭HappyNewYearにしてお寺の鐘突で108回ど突き回せば、ニルヴァーナにもワンチャンある?
いいや、そういう御託を並べるよりまず動けという話だ、逃げるな。
いや、しかし、学ぶ意欲が湧いてこない。
どろどろのエンジンオイルのように私の腹の底にたっぷりと沈んだ意欲は、ぷくりと泡一つ立ちやしない。
これが学ばずに生きた34年物、酒類だったら高価買い取りできただろうに。
来年の抱負は「学ぶ」、一先ずそういうことにしよう。
問題の先送り、逃げの一手を打つ。
うるさい悪魔、あんまり言うとやる気がなくなるじゃないか!
一先ず、そういうことで頼む、来年の私よ。