劇団ぱすてるの中で私の話しをきちんと聞けている人がいないのだろうか?
結成当初は皆一様に首を傾げたが、その頃は私の言うことをみんな聞こうとしていた。
小さな引っ掛かりに心配する声を聞いた。
ファミリーレストランで劇団で会食した時に、今後の話し合いになった。
お互いに着地点を探り、大まかな方向が見えた。
大団円な雰囲気で店を出た。
帰り際、駐車場で30分ほど話した。
私が聞いた心配は氷解しているようだった。
会話の最後に「4年経った」とぽろっと出た。
当劇団が立ち上がって4年だ。
私も彼も彼女も驚き、惑い、一緒に過ごした。
私も彼も彼女も4年前に比べて朗らかになった。
これからも小さな引っ掛けりはあるだろう。
そうした小さな引っ掛けりを見逃さないようにしたい。
手を掲げてさよならと振りながら、強く思う。
私も彼も彼女も、変わっていくのだ。