ネガティブ方向にポジティブ!

このブログは詰まらないことを延々と書いているブログです。

iの11

一人芝居はオフィーリアの台詞だけ抜き出してもらっているので、実は前後の会話は何を話しているのかは分かっていない。

以前にテレビで見た時に流れを見たので何となく分かるけれど。

以下は4月の一人芝居の一部の台詞とその突っ込みを書く。

 

あら、忘れるとでもお思い?

(約束か?)

それだけかしら?

(気軽さを感じる)

今のおさとし、大事に仕舞っておいて心の見張り役にします。でも、お兄様、大丈夫かしら? 罰当たりの神父様のように私には天国への険しい茨の道を教えておいて、ご自身は身を持ち崩した放蕩者のように歓楽の花咲く道を歩んで、ご自身の教えを忘れてしまう、そんなことはないかしら?

(レトリックかすごい……こんか頭の良い妹がいたら苦笑いするしかない……)

この胸に錠を下ろし、鍵はお兄様の手にお預けします。

(兄さんの心配を素直に受け取っていて可愛い)

近頃のハムレット様は度々お心のこもった優しいお言葉をかけてくださいます。

(その前に父さん登場して、ハムレットについて聞いているのでしょう)

どう考えたら良いか分かりませんお父様。

(本気か冗談か分からないのか? 初めての恋で言い寄られるのに慣れていないのかもしれない)

でもお父様、愛を打ち明ける時のハムレット様は、とってもきまじめに……

(でもイケメンに口説かれてすっかり惚れているご様子なオフィーリアさん)

お言葉の一つ一つに、ありとあらゆる誓いのお言葉を添えて、真実であることを

(この続きは「私に信じさせてくれました」だろうな、美しさとは貞淑が最も似つかわしいとオフィーリアのすべてを肯定したのが嬉しかったのだろう)

お言い付けに従います、お父様。

(それでも父親に従うという辺りに中世の価値観が見え隠れする。世間知らずな娘であるオフィーリアは父親に頼るのは自然なのかもしれない)

 

ラスト、オフィーリアは溺れて死ぬのだけど、兄と父とハムレットが表面で分かる交友関係だ。

侍女や同じ身分の娘がいたら、また違っただろうか?

前半だけでも色々考えさせられる。