私は自分のやっていることは直ぐ「これやっている」 と言いたくなる人間だ。
それが後々に頓挫、暗礁に乗り上げ、 錐揉み空中分解したとしても言いたくなる。
先々のことを考える前に今やっているのだ、と言いたくなる。
これが他の人も関わってくると多少は慎重になる。
情報解禁する時期があるのだろうから、言って大丈夫なのか? とか考える。
私一人が迷惑を被るなら問題がないのと同義だが、 私以外が迷惑するなら問題だ。
幾つかあるやっていることの中で、2つ、 言ってしまっても良いだろうがある。
1つは私がメインで、もう1つはある種の情報公開している。
口さがない私はぴーちくぱーちく喋ってしまう。
1つは、前回も書いた「一人芝居を毎月やる」企画だ。
今は1月に向けて動いている。
その中で、有り難いことに手伝ってくれる方が3人もいる。
まず、私に共通テーマを進言してくれたNさん、 脚本が立ち上がったらドラマトゥルク(知的作業の相談役) をしたいと言ってくれている。
それからぴかぴか芝居塾18期生で一緒になったコタさん、 脚本の準備をしてくれている。
そして、コタさんの妻であるハルちゃんさん、 私のイメージする衣装を制作してくれるそうだ。
実に有り難い、清水の舞台から難易度Hの「シライ3」 を決めながら着地は五体投地したいくらい有り難い。
何をやるかは事細やかに言わないが、 シュークスピアを超解釈したのをやる、とだけ言っておこう。
11月の末日に脚本、12月に一人稽古して、 1月中旬に撮影の予定だ。
1月がしっかりと準備して進んでいるので、むしろ2月、 3月辺りがしんどくなりそうなのは予見できる。
どこまで「芝居」という括りでいくべきか、考える。
伝えるべきものが私にあるのだろうか。
1月で一先ずそこら辺を推し量りたい。
2つ目は、せのめしメンバー向けの企画が動いている。
ユニット「Dコラ団」が主宰で、 20分程度の芝居とワークショップをやる。
因みに「Dコラ団」の正式名称は「D・コラーゲン・団子」 である。
Dコラ団のメンバーは私とせのめしメンバーである2人だ。
私は脚本と役者、折衝と場所抑えが主な仕事になる。
せのめしメンバーのごくごく身内だが、 割ときっちり運営している。
11月4日には脚本読みが始まる。
ガッと作って、ガッと発表!という短期決戦で、 12月19日にはできている。
今から時間を見付けては台詞を覚えていく。
この2つは今の所、頓挫、暗礁に乗り上げ、 錐揉み空中分解はしなさそうだ。
安心するのはまだ早いが、 立ち上げては霧散ばかりしていた私としては今の時点でグッと来る ものがある。
自分のできることをやる、やるだけやってから考える。
来年も大変だろうが、楽しみだ。