質問箱を久方ぶりに開ける。
そこで目についた質問がある。
「相手にどう思われるか考えてしまうが、自分優先に考えるにはどうしたら良いか?」
質問の意図は「自分自身は良いと感じているけど、相手が悪い、不快と思うかもしれない」ということだろうか?
「この服は素敵だな」と鏡の前に立っていると、もう一人の自分が「でも、この服を着た私を笑われるかもしれないよ?」と言ってくる。
大体、「そうかもな…私には似合わないかも…」と元に戻してしまう、悲しい顛末だ(勝手に捏造)。
どうしたら自分優先にできるか、客観ではなく、主観優先にするか。
客観というのは色々な見方だ。
色々な見方ができるあなたはそれだけで素晴らしい!
なので、めちゃめちゃに考えて欲しい。
それはもう、相手がどう思うか、考え尽くす。
その上で、「私は好きなんだ!」と叫べばいい。
あなたはそう考えるのね?と受け止めつつも、でも私はこうするね?とスパッと切り返せば良い。
その「スパッと切り返す」のができない!ということかもしれない。
しかし、その「スパッと切り返す」には、徹底した客観、「相手はこう感じる、考える」を考える。
煮詰まると息苦しくなる、息苦しくなると放り投げたくなる、放り投げればスパッと切り返せる。
「でも、放り投げちゃっても、相手のことが浮かんじゃう」?
だが、そこまで考え尽くしたのなら十分ではなかろうか?
「私はやっぱり」が残っているなら、放り投げてしまえば良い。
それでも尚、相手のことを考えてしまうなら、それはもうそういう性分なのだろう。
なら、相手を優先している自分を優先すると考え直す。
相手に合わせた自分を優先していけば、その選択もあなたらしいものになるはずだ。
「相手に合わせ過ぎたら、自分じゃなくなるみたい…」と感じたら、そこに「私はやっぱり」がある訳だ。
そこまで突き詰めないといけないのはしんどいかもしれない。
できれば、あなたの考えを聞いてくれる複数の人間がいれば良いのだが。
複数の人間はとかく「意見」を言いたくなるので、相手がどう思うか主体のあなただと厳しいかもしれない。
一人、とにかく、相手を考え尽す。
その先に「私はやっぱり」がある。
どうしたら自分優先にできるかは、私ならこうする、とつらつら書いた。